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今の夫との出会いは「ノーマークの人」でした。婚活4年目の転機の話
「結婚相手に出会った瞬間って、やっぱり運命を感じるものなの?」
婚活中の私は、そんな話を聞くたびに少し焦っていました。
初対面から会話が盛り上がって、理想の条件にもぴったりで、会った瞬間に「この人かも」と思う。結婚する相手との出会いには、そういう特別な感覚があると思っていたんです。
でも、今の夫と初めて会ったときの印象は、驚くほど普通でした。
正直に言うと、完全にノーマーク。
プロフィールを見た段階では、私が当時重視していた条件から少し外れていました。初対面でも強いときめきはなく、帰り道に友達へ報告した感想も「悪い人ではなかったよ」くらいです。
それでも何度か会ううちに、私はそれまでの婚活で見落としていた大切なものに気づきました。
この記事では、婚活4年目だった私が今の夫と出会ったときのこと、なぜ最初はノーマークだったのか、そして結婚を考えるようになるまでに何が変わったのかをお話しします。
婚活4年目の私は、出会う前から疲れていた
私が婚活を始めたのは28歳の頃です。
最初はPairsやwithを使い、「一年くらい続ければ、自然と結婚相手に出会えるだろう」と考えていました。プロフィールを整えて、メッセージをして、休日にはデートへ行く。その流れを続ければ、いつか相性のいい人が見つかると思っていたんです。
正直に言うと、甘かった。
マッチしてもメッセージが続かなかったり、会ってみたら写真と雰囲気が違ったり、いいなと思った人から急に連絡が来なくなったり。逆に、相手から好意を向けてもらえても、私の気持ちが動かないこともありました。
一度、初デートでいきなり手をつながれそうになったことがあります。私は違和感を覚えたのに、「婚活では積極的な人のほうがいいのかも」と、その気持ちをなかったことにしようとしました。
でも、無理して笑う必要はなかった。
別の日には、お金や年収の話ばかりする男性とも会いました。将来を考えるうえで生活や収入の確認は必要です。ただ、条件を確かめることと、相手を品定めすることは違うと感じました。
そんな出会いを繰り返すうちに、私は会う前から相手を細かく採点するようになっていました。
- 年齢は希望の範囲か
- 年収はどのくらいか
- 住んでいる場所は遠くないか
- 趣味や休日は合いそうか
- メッセージの返信は早いか
- 写真を見てときめくか
「普通の人でいい」と言いながら、書き出してみた条件は10個以上。自分でも驚きました。
その時の私、完全に焦ってました。
今の夫は、私の検索条件なら見落としていた人
今の夫は、当時の私が頭の中で描いていた「結婚相手の理想像」と少し違っていました。
華やかなプロフィールではなく、自分を強くアピールするタイプでもありません。メッセージも短めで、恋愛の駆け引きを感じさせるような言葉はほとんどありませんでした。
以前の私なら、やり取りの途中で「盛り上がらないかも」と判断していたと思います。
それでも会ってみようと思えたのは、婚活の進め方を見直していた時期だったからです。
結婚相談所のカウンセラーから、「相手を探す前に、譲れない条件を3つに絞りましょう」と言われたことがありました。
これ、けっこう刺さりました。
私は選択肢を増やすために条件を持っているつもりでした。でも実際には、条件を増やすほど、会う前に相手を落とす理由を探していたんです。
そこで、私が本当に譲れないことを考え直しました。
- 話し合いから逃げないこと
- 一緒にいるときに安心できること
- お互いの仕事や生活を尊重できること
年収、身長、趣味、返信速度などは、気にならないわけではありません。ただ、「希望」と「譲れない条件」を同じ箱に入れるのをやめました。
今の夫は、表面的な希望にはいくつか当てはまっていませんでした。でも、実際に会わなければ分からない3つの条件には、少しずつ当てはまっていったんです。
初対面の感想は「ドキドキしない」だった
初めて会ったのは、休日の午後でした。
駅近くのカフェで一時間ほど話したのですが、ドラマのような展開はありません。会話が途切れた瞬間もありましたし、共通の趣味が次々に見つかったわけでもありませんでした。
ただ、不思議と疲れませんでした。
婚活中の初対面では、自分を少しよく見せようとしてしまいます。仕事を楽しんでいるように話したり、休日が充実しているように見せたり、相手の話にいつもより大きく笑ったり。
私は仕事終わりにもデートを詰め込んでいた時期があり、疲れすぎて笑えなくなったこともあります。それでも「感じのいい女性でいなければ」と無理をしていました。
夫との初対面では、その頑張りがあまり必要ありませんでした。
私が飲み物を選ぶのに迷っていても急かさない。仕事の話をしたときも、すぐに自分の話へ持っていかず最後まで聞く。帰る時間を伝えたら、引き止めずに駅まで送ってくれる。
一つひとつは、すごく地味です。
初デートの帰り道も、「運命の人に会った」とは思いませんでした。一方で、「また会っても嫌じゃないな」とは感じていました。
婚活では、この小さな感覚を軽く見ないほうがいいのかもしれません。
強いときめきがなくても、違和感が少ない。自分を演じなくても、帰宅後にどっと疲れない。私にとっては、そのほうが長い関係につながる大事なサインでした。
2回目、3回目で見えてきた「安心できる人」
2回目のデートでも、夫は相変わらず派手なアピールをしませんでした。
ただ、私が前回話した内容を覚えていました。仕事が忙しい時期だと言ったこと、甘すぎるものが少し苦手なこと、休日は一人で静かに過ごしたい日もあること。
「覚えてくれていたんだ」と感じたのを、今でも覚えています。
それまでの私は、LINEの返信速度だけで脈ありかどうかを判断していました。返信が遅いと「興味を持たれていないのかな」と落ち込み、早いと「順調かも」と安心する。でも、返信の早さと誠実さは必ずしも同じではありません。
夫の返信は、特別早くありませんでした。その代わり、約束した連絡は忘れず、日程を決めるときも曖昧にしませんでした。
言葉より、行動が安定していたんです。
3回目のデート前には、逆に私の不安が強くなりました。
「このまま進めていいのかな」
「ドキドキしないのに、会い続けるのは失礼かな」
「もっと条件の合う人を探したほうがいいのかな」
一人で考えるほど分からなくなり、友達に話しました。すると、「嫌じゃないなら、結論を急がずもう少し会ってみたら?」と言われました。
その言葉で、やっと冷静になれました。
婚活中は、続けるか断るかを早く決めなければいけない気がします。でも、強い違和感がなく、相手も誠実に向き合ってくれているなら、「まだ分からないから、もう一度会う」という選択があってもいいと思います。
結婚を考えたきっかけは、特別な告白ではなかった
私が夫との結婚を現実的に考え始めたのは、何か大きな出来事があった日ではありません。
ある日、私が仕事で落ち込んでいたとき、夫はすぐに解決策を押しつけませんでした。
「それはしんどかったね」と聞いたあと、「今日は話を聞いてほしい? それとも一緒に考えたほうがいい?」と確認してくれたんです。
営業企画の仕事をしていた私は、問題が起きるとすぐ原因と対策を考える癖がありました。婚活でも、相手の条件や言動を分析し、減点と加点を繰り返していました。
でも、結婚生活で必要なのは、いつも正しい答えを出してくれる人ではありません。
うまく話せない日でも隣にいられること。意見が違ったときに、勝ち負けではなく着地点を探せること。疲れている相手に、自分の都合だけを押しつけないこと。
夫と過ごす中で、そうした場面が少しずつ積み重なりました。
私は「この人なら結婚できる」と一瞬で確信したわけではありません。「この人とは、困ったときにも話を続けられそう」と思える回数が増えていったんです。
恋愛の始まりとしては、少し地味かもしれません。
でも私には、その地味さが合っていました。
ノーマークの人との出会いから学んだこと
今振り返ると、夫がノーマークだったというより、私が相手を見る場所を間違えていたのだと思います。
以前は、プロフィールや初対面の盛り上がりから「結婚相手として正解か」を急いで判断していました。でも、本当に見たかった部分は、何度か会わないと分かりませんでした。
婚活中の人に「条件を捨てたほうがいい」とは思いません。生活に関わる条件もありますし、どうしても譲れない価値観もあります。違和感を我慢して会い続ける必要もありません。
私が変えたのは、条件をなくすことではなく、条件の順番です。
会う前に確認できる条件だけで判断せず、会ったあとに次のような点を見るようになりました。
- 自分の話ばかりせず、こちらの話も聞いてくれるか
- 小さな約束や時間を大切にしているか
- 意見が違ったときに不機嫌で支配しようとしないか
- 一緒にいるとき、無理に明るく振る舞わなくていいか
- 「嫌われないこと」より「安心して話せること」を感じられるか
もちろん、数回会っただけですべては分かりません。それでも、肩書きやプロフィールだけを見るより、私にはずっと判断しやすくなりました。
もし今、「いい人に出会えない」と疲れているなら、探す範囲を無理に広げる前に、自分の条件を二つに分けてみてください。
- 結婚生活のために本当に譲れない条件
- できれば当てはまっていてほしい希望
この二つを分けるだけでも、今までノーマークだった人の見え方が変わるかもしれません。
まとめ|運命より「もう一度会いたい」を大切にした
今の夫との出会いに、分かりやすい運命の瞬間はありませんでした。
最初の印象は普通で、強いときめきもなく、当時の希望条件から外れている部分もありました。それでも、「また会っても嫌じゃない」という小さな気持ちを無視しなかったことで、少しずつ相手を知ることができました。
婚活が長くなると、失敗したくない気持ちから判断を急ぎやすくなります。私もそうでした。
でも、最初から結婚相手かどうかを決めなくても大丈夫です。
違和感を飲み込む必要はありません。一方で、刺激が少ないことだけを理由に、安心できる人をすぐ候補から外さなくてもいいと思います。
今日できる一歩は、自分の条件をすべて書き出し、「譲れないものを3つだけ選ぶ」ことです。
私はそれをしたことで、条件に合う人を探す婚活から、一緒に生活できる人を知っていく婚活へ少しずつ変われました。
焦っている日は、婚活を休んでも大丈夫。休むことは逃げではなく、相手を見る余裕を取り戻すための立て直しです。
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最後まで読んでくれてありがとう。婚活は、立ち止まる日があっても大丈夫。
アプリ3つ・結婚相談所2社・パーティー10回。婚活4年で出会った夫といま結婚生活2年目。 「もう疲れた」「次どこ行けばいい?」と迷う30代女性の道しるべになりたくて書いてます。
— みお
Mio's note
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